デザイン・写真・芸術・工芸系

デザイン・写真・芸術・工芸系の職業

プロダクトデザイナーになるには

工業製品を機能的で美しくデザインする

身近な生活用品から大型ジェット機まで、私たちの生活を支える多くの工業製品。こうした製品のスタイリングやカラーリングを考え、その製品に適した材料を選びながら造形設計を行うのが、プロダクト(インダストリアル)デザイナーです。プロダクトデザイナーは、製品デザインの依頼を受けると、最初に対象となる製品はもちろん、社会全体の流行や傾向を把握するため、綿密な市場調査を行います。つぎにその調査結果に基づいて、ラフスケッチを描き自分のアイデアを形にします。デザイン案は多いときには100枚以上となり、製品の外観だけでなく機能や使いやすさ、安全性を向上させるデザインを考えます。また、デザインを立体的に把握するため、発泡材やプラスチックを使って模型を作り、イメージをより具体的にしていきます。生産コストや納期にも考慮して、製品化に携わる工場の技術者や製品の販売担当者などと、何度も話し合いを重ねデザインを修正したり改善したりします。その後、仕事を依頼した製品の販売企画責任者や、製品化を受け持つ技術者に対してデザインを発表。その後、細かい部分にまで修正が加えられ、最終的なデザインが決定されることになります。この仕事で大切なことは、造形力に加えて物を客観的に観察する力。また物と空間の関係を読み解くことや、総合的な判断によって答えを出していくという能力も必要とされる、創造的かつ感覚的な側面が重要な仕事です。